老親ろうしんの写真1

予告篇動画を再生する

予告篇へのリンク

老親ろうしん(2:47)

企画意図

介護の原点は、対等な人間関係にあるのでは……。

この映画では、老親介護の生活を描くなかで、性別役割分担や、女の生きかたを問い直し、高齢者の自立をテーマにしてます。何もせずにお殿さまで生きてきた舅が、初めて一人の人間として元嫁と対等に向き合うことができた時、自立し、いのち輝かせるという感動。

介護する人・される人の人権を保障し、その人らしく生きるためになにが大切なのか。この映画を観た人が、老親介護、なかでも介護保険を自分たちの問題として捉え、生き方・老い方について話し合うきっかけになれば……と願ってます。

老親ろうしんの写真2 老親ろうしんの写真3 老親ろうしんの写真4 老親ろうしんの写真5

老親ろうしん

財団法人東京女性財団助成作品 第17回山路ふみ子映画賞福祉賞

第25回OCIC日本カトリック映画賞最優秀映画賞 第20回藤本賞特別賞

2000年 112分/35mm スタンダード

スタッフ

監督:槙坪夛鶴子 原作:門野晴子 老親を棄てられますか (主婦の友社 講談社) 寝たきり婆あ猛語録 (講談社)

キャスト

萬田久子 草笛光子 米倉斉加年 榎木孝明 岡本綾 小笠原町子 小林桂樹

原作者のコメント

末期癌の実父の介護に実母を助け、その最中に姑が脳溢血で逝き、オトノサマの舅が残され……とこの映画に描かれた通りのヨメ道を歩いたあげく、「家」残滓から脱走した。舅が追いかけて来て思いがけない「蜜月」を見たことが映画のクライマックス。四人目の老親、実母の介護がはや九年。自分の人生の主人公に成りたくて、離婚したにも関わらず、親の為に通算二十四年間も生きているうちに、今年で六十三歳、立派な婆あとなってしまった。

私の時間を返せ!と誰に向かって吠えればいいのか。槙坪監督が車椅子で、その脇には痴呆の母親というコンビで撮影をしていた。女が歯を食いしばって介護する国なんて、男も幸せであるはずが無い。優しく老若男女が共生する社会こそ未来も輝くのでしょう。

原作 門野晴子

この映画を推薦します

私は母の介護を十一年間、自宅で行ったが、それは想像以上に悪戦苦闘の毎日だった。そして、母が九十七歳で死んだ時、気がつけば私自身も老人のお仲間になっていた。誰もが老いてゆく。そして誰もが人間としての尊厳をもって生き、死にたいと望んでいる。人は老いの問題と真剣に対峙せざるを得ないのである。

槙坪夛鶴子監督の老親ろうしんは、原作者門野晴子さんの体験に基づく老人介護の生活を、感動的に描く。 槙坪さん自身も、老親を介護しながらの撮影だった。この映画の中には、日本女性たちの希望が一杯つまっていて、見る者に勇気と共感を与えてくれる。

この作品は、介護保険が実施される以前の物語だが、この制度も女性たちの叫びをくみ取って、より良くなっていくことを、切に願っている。

岩波ホール総支配人 高野悦子

老親ろうしんビデオパッケージ

【ビデオ】老親ろうしん

多くのファンの方々の声に押され、劇場公開から約3年経ってついにビデオ化になりました。映画の感動をぜひもう一度。

  • 一般価格¥28,000
  • 教職員組合・看護協会¥48,000
  • ライブラリ(視聴覚・図書館・教育センター)¥68,000
ご注文フォームへ
老親ろうしん劇場ブログラム

【書籍】老親ろうしん劇場プログラム

岩波ホール上映時に製作したプログラムです。岩波ホール支配人・高野悦子さんのコメントを始め、多数の映画評論あり。シナリオも全篇掲載しています。

  • 一般価格¥700
ご注文フォームへ

代理店販売に関してのお問い合わせは、企画制作パオまでお電話(03-3327-3150)でお願い致します。