パオの映画は "いのち、愛、共に生きる"

企画制作パオ有限会社
文部省選定 厚生省中央児童福祉審議会児童文化財推薦 
芸術文化振興基金助成作品

地球っ子〜いのちと愛のメッセージ〜

全国500ヶ所以上の小中高校で上映され、性教育やHIVの問題を生徒たちに分りやすく伝える映画です。劇中の木島知草さんの人形芝居も子どもたちに伝わり易くて好評です。いのちと愛のメッセージ3作目。

1993年度作品/カラー/83分/35mm,スタンダード

監督:槙坪夛鶴子

原案:槙坪夛鶴子

出演:下本亜美 マイケル・ケン 木島知草 藤井よし江 原ひさ子

『地球っ子』予告編(5:26)© パオ

企画意図

地球っ子は、未来を築く子どもたち、若者たちがあらゆる命のつながりを知ったうえで、「性=生=共生」を正しく考えられる心を育んでほしい、という願いでつくりました。

エイズに関する報道が多方面で取り上げられているにも関わらず、一般の人々の認識・関心の低さ、無知と偏見から生じる差別に心が痛みます。この映画では、正しくエイズを理解する中で互いに助け合い生きてゆく親子関係を中心に物語が展開されます。

価値観の異なる国と国、人と人がどう関わり合いながら共生できるかを問い直し、子どもたち若い人たちが未来に希望を持てるように、地球の明日になにを残していくのか…。今わたしたち一人ひとりが真剣に考えなければならない大切な時期なのではないでしょうか。

監督 槙坪夛鶴子

ものがたり

小学2年生の亜美は言い争う両親の声を聞いてしまう。海外出張中にエイズウィルスに感染したことを告げる父譲二。そのことを理解できずに苦しむ母朋子。話し合った末に譲二は家を出ていく。その日を境に亜美は心を閉ざし、不登校になった。

心配した朋子は山形の実家へ亜美を預けることにし、妹里子が東京まで亜美を迎えにくる。山形の自然の中で寝たきりの曾祖父秀雄やその家族との交流を通して、亜美は次第に心を開いていく。 一方保健所では里子たち保健婦が中心となり、木島知草さんの人形劇を通してエイズに対する差別と偏見をなくしエイズとともに生きる社会をめざしての講演会が開かれる。山形の生活にもようやくとけ込んだ亜美の元に譲二からの手紙が届く。

地球っ子写真1 地球っ子写真2 地球っ子写真3

監修者のコメント

エイズ——悲しい病気である。まだ完全な治療法がみつならないからか、セックスに関わる病いだからか……。今、日本中でエイズを子どもたちにどう伝えるかが模索されている。単なる感染予防では、決してこの病いを克服できないことは分かっている。感染した人も発病してしまった人も、みんな生をまっとうできる社会を作らなければ……。 広島の被爆者でもある槙坪さんは、原因不明の病いで何度も危篤になった。生と死をさまよう中で、この映画の構想が出来上がったという。彼女の執念がひしひしと伝わる。地球っ子は性教育とエイズがドッキングして、愛と生と性がしっとりと歌われた映画です。

"河野産婦人科クリニック院長 河野美代子

監修者のコメント

「まわりに感染した人がいないから、自分の事として考えられない」エイズについてこんなふうに言う人はまだまだ多い。アメリカだって今でもそうだというのだから……。だから人間は結構ノンビリ生きていられるのかもしれないが、しかし、事態はすでにそんなふうにしていられる情況ではない。いかにはやく、いかに深く事実をとらえ、いかにひろく共生のための環境をつくるか、感染拡大をストップさせる道すじはすでにハッキリしている。そのために人間だけのもつ「想像力」をいかに豊かに働かせるかが問われているのだが、 映画地球っ子はそのための貴重な教材として大いに役立つにちがいない。

"人間と性"教育研究協議会代表幹事 村瀬幸浩

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